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オールドオールドヴィンテージ達!

これほどのオールドヴィンテージのワインをずらっといただける機会は、私にとっては生涯一度かもしれません。ただ古いというのではなく、全てがグランヴァンで、非常に良い状態でした。素晴らしい体験をさせていただきました!
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★1975 Dom Perignon
泡の勢いはないものの、味わいは深みを増し、新しいドンペリよりずっと好き。
★1990 Comaine Coche Dury Meursault
コシュ・デリのムルソーは初めて。固いミネラルと独特の(何と表現すればよいのかわからない)風味を持つワインでした。
★1966 Ygrec Chateau d'Yquemイグレック
イケムらしい貴腐感、辛口の中のほのかな甘み、心をとろけさせる白。
★1959 Chateau Margaux
いまだ華やかで優美。凛とした気品にあふれていました。思えば私がワインにはまるきっかけになったワインの1つは、2000年のマルゴー。ここで53歳のマルゴーをいただいて、これから年を重ねていく勇気みたいなものを与えられた気がします。
★1928 Chateau Rauzan Gassies
意外なほどに若々しく、タニック!ただ、グラスの中で時間とともに急速に果実味が失われていきました。
★1947 Clos Vougeot (chateau de la Tour)
★1945 Clos Vougeot Grand Maupertui (Grivelet)
★1929 Clos Vougeot (Faiveley)
作り手は異なるけれど、クロ・ヴージョの飲み比べ。1947はブルゴーニュらしさがくっきりと残る69歳、1945は香の果実味に溢れた華やかさに驚かされた71歳、1929はこの中で一番活き活きとしていて、その複雑でゆるゆると表情を変えていく様が魔法のような87歳!このワイン、ブラインドだったらせいぜい20歳くらいと見当をつけたのではないかしら?まだ力強く鉄分的なニュアンスがあり、それがまたメインの鴨とピタッとはまり、食事と共にも楽しめるブルゴーニュでした。(ボルドーの2つは食事と合わせるには厳しかったかも。)当時フェヴレイはドメーヌではなくネゴシアンだったとのことですが、こんなワインを造れたのですね。

感動的な一夜でした!



by tanoshimu-wine | 2017-01-09 22:53 | ワインワインワイン

「たのしむ・ワイン」クラスと美味しいものや旅にまつわるお話


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